「エニボを食べる」の起源

2015年8月11日
旋転会企画「ルーツを探せ」第一弾

今回はペン回し界に存在するエニボ食文化に関する話だ。 今でこそエニボを食べる、エニボがおいしい、緑が特においしい、というのはペンスピナーにとっての常識であり、Twitterやブログでも多くの食レポが見られるのだが、果たして「エニボ食用説」を最初に唱え出したのは誰なのか。 その真相に迫った。(調査員:halcyon,Beige,こけし)


▼どこから広まったのか
まず、調査員こけし、halcyonの記憶から「misoさんのブログ発祥説」が上がった。ブログは今でも存在しており、その過去の記事から確かに「エニボを食べる」という内容のmisoさん作の4コマ漫画(2009年1月投稿)が見つかった。 少なくとも我々の記憶の中ではこれが最古である。記事のコメント欄には「エニボおいしいです」という食レポコメントも見られ、我々と同世代のスピナーの多くがこの漫画を通してエニボ食文化を知ったという事が伺えた。


▼ 「エニボ=食べ物」を発見したのは誰だ?
 ペン回し界にその概念を広めたのはmisoさんで間違いない。しかし、疑問がある。冷静になって考えてほしい。4コマ漫画を描こうとして、その1コマ目の一言目に、何の元ネタや前情報もない状態で、いきなり「エニボ食べたい」というセリフを普通思いつくだろうか。 エニボは食べられるという事実を発見したのは別の人物で、これをmisoさんがどこかで見聞きして漫画にした、という可能性も否定できない。 我々はmisoさんの漫画以外の情報を手に入れるべく、Ustream配信でユーザーに協力を求めることにした。 



▼Noyzealさん発見者説?

ユーザーから有力な情報を手に入れることができた。かつてNoyzealさんがエニボを食べることについて言及していたらしい。調べてみると確かにNoyzealさんとエニボに関する文献が見つかった。LotusさんのブログではNoyzealさんが朝食にエニボを食したという内容が発見され、またEhvenさんのブログではNoyzealさんのSkypeでの「エニボ食べたい」発言ログが貼られていた。 これは信憑性が高い。しかしいずれの記録もmisoさんの漫画投稿よりも後に書かれている。ということは発見者ではない? 調査に行き詰まる中、Ehvenさんからこのような情報を得ることができた。
 「 エニボに詳しいNoyzealさんはmisoさんの漫画が初出だと言っていた 」


▼たどり着いた真相
Ehvenさんの証言から、Noyzealさんもmisoさんの漫画でエニボ食を知ったという事が判明した。我々はmisoさんより先にエニボ食を言及している人はいないと判断した。ここまできたら、ご本人に直接聞いてみるしかない。 そしてついにmisoさんから回答を頂くことに成功した。これがその全文である。


“僕が発祥なのかどうかわかりませんが、言い始めたのは、くずさんが実演販売か何かをしていたのを見に行った名古屋ハンズoffの時なのでもっと昔ですね…形として残っているのはその漫画が最古でしょう”

 名古屋ハンズオフ 開催日:2008年5月4日 場所: 東急ハンズ名古屋店
 オフCV: https://www.youtube.com/watch?v=5UnzuEz_YkI


 発祥(最初に食した人)の確定までには至らなかったが、エニボ食文化を広めたのはmisoさんで間違いなかった。

スピナーの食卓にはエニボがかかせない。それは我々のような4コマを見て育った世代だけではない。新世代のスピナー達も我々同様にエニボを食しているのである。一部ではエニボ食をブログのタイトルにしているほどだ。
「筆記具を食す」という未知の世界を開拓し、日本の食文化の発展に寄与したmisoさんの功績は計り知れない。


 結論。 misoさんは天才である。